2022115日(土)10:0012:00

研修④「外国ルーツ高校生の支援」

講師:谷本守さん

参加者:4

今回の研修では、香川県立高等学校のSSWerの谷本守さんから外国ルーツの高校生への支援について講義していただきました。

201812月の調査では、香川県には12597人の在留外国人の方がいて、そのうち、0歳から18歳までの子どもの人数は193人だそうです。その中には、さまざまな課題をかかえる子どもたちもたくさんいるということでした。例えば、親が非正規雇用であるための経済的問題、保護者と子どもの日本語能力の差や子どもの母語の喪失により親子間のコミュニケーションがうまくとれない問題、保護者の夜間就労やダブルワークによる兄弟の世話などのヤングケアラーの問題、日常会話はできるが、難解な専門用語が分からないなど言葉の理解の問題、など多岐にわたってあります。しかし、高校生にもなると学校の中では、そういった生活面での子どもの困難は見えづらいため、谷本さんは外国ルーツの子どもたち一人ひとりに対して面接を行っているそうです。最初は「問題ないっす」「大丈夫っす」と言っていた子どもたちも心を開いてくるとぼつぼつと困り感を話してくれるようになるとのことでした。そのような中、谷本さんが大切にされている視点は、「経済的に困難な状況にある家庭が多いこと、支える制度が不十分なこと、様々な差別や偏見があることを正しく理解する」「言葉・文化の違う国で日本語を覚え努力している本人・家族への敬意を持って接する」「お互いの文化を学び、認め合い、共に生きる社会の実現を目指す」「日本の(SSWer自身の)価値観を押し付けない」とのことでした。人権の尊重を価値とするSSWerにとって大切な視点であると感じました。

また、ほかの参加者からも社協のフードバンクの緊急支援にたくさんの外国籍の方が殺到する、きっと外国籍の方々はぎりぎりのところで生活をしているがそこに対する支援があまりないのではないかという話がありました。SSWerとして、アンテナを広げ、困っていてもSOSを出せずにいる人に気付き、地域で居場所になる場所を作っていく必要性が話し合われました。

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2021年度スクールソーシャルワーカーセミナー報告
テーマ 子どもと かかわるための 視点 を 学ぼう 援助関係のための 観察
日時 2021 年 12 月 11 日 土 13:30 15:30
開催方法 ZOOM を用いた オンライン による 開催
参加者 20 名 講師 除く
2021年セミナー.pdf
PDFファイル 181.4 KB

11月 6 日(土) 10:00 ~12:00

研修③「親の会について学ぶ」

講師:土居やよいさん

参加者:7 名

丸亀市でSSW をしながら発達に課題のある子どもを持つ親の会をしております土居です。今回の研修では私はクライエントの立場でお話させて頂きました。自分の子どもが人とは違っている、

癇癪等が酷く育てにくい、人の目も気になる、学校とのやり取りが上手くいかない。どうしようもない孤独や哀しみ、怒り、自責の毎日。そんな時に私自身が救われ、同じように悩む人を救い

たいと始めたのが親の会でした。困り事の共有、愚痴、慰め合い、時に自虐も有り。どうにもならない思いを吐き出し帰る頃には少し温かい気持ちになってもらえる場所、他にも講演会 や勉強

会等を通じて積極的に情報発信されている会もあります。ただ、親の会での人間関係の難しさや、会のあり方や運営の継続の困難さなど、難しさももちろんあります。

 今回、SSW の方々と話をした中で、個々様々な事情を抱えている親との繋がりの難しさや、繋がることの必要性の有無も含めて改めて考える機会ができました。このような場を設けていただきありがとうございました。

2021年10月2日(土)

朝活の感想

  朝活に、わくわくしながら毎回参加しています。他愛のないことからふとSSWの神髄に繋がる話題に発展し、1時間という短い時間の中で、いい気分転換と共に新たな刺激をもらえています。普段のちょっとした悩みや葛藤も共有でき、安心感にもなっています。今回は、「本音を聴く」こと、子どもの状況に「思いを馳せる」こと、そして、社会資源を考える時間になりました。小中高のSSWer同士で様々な視点の情報共有を行ったり、共通点を深めたり、有意義な朝の時間を頂きました。

2021年9月12日(日)

 エールミーティングの研修に参加させてもらいました。子どもの思いを尊重し、子どもがどの道を選んだとしても、応援していく、諦めないという話を大きく頷きながら、聴きました。
 また、人々と共に、寄り添いながらというソーシャルワーカーの基本的な姿勢や、子どもにとって、やりたいこと、嬉しいこと、できることなどから話してもらうという関係を築く上でも大切なことを再確認させてもらいました。
 エールミーティングについて考える中に、スクールソーシャルワーカーとは…という所がここには書き切れないほど、たくさん含まれていたように思います。ありがとうございました。